人型のVRMモデルを作る
シンプルな人型のVRMモデルを作ります。
Blenderを起動したら、3Dビューポートにマウスカーソルを置き、 n
キーを押してください。
すると右側からサイドバーが開くので VRM
のタブを選択し VRMモデルを作成
ボタンを押してください。
するとVRM出力に適したアーマチュアが自動で作られます。アーマチュアとは3Dモデルのボーンの構造を 表すデータで、このアドオンではVRMの人型の骨格を表すためにアーマチュアを使います。
デフォルトで置いてある立方体を胴体にします。ただこのままでは胴体とするには大きすぎるので小さくします。
まずは3Dビューポートで立方体を選択します。次に右下の「」アイコンのタブを選び
トランスフォーム
から スケール
の値を全て 0.2
にします。これで胴体として使えそうな大きさになります。
胴体をアーマチュアのボーンに関連付けます。関係
から ペアレント
を アーマチュア
または Armature
にし、 親タイプ
をボーン
とし、親ボーン
を spine
に設定してください。胴体が3Dモデルの腰あたりに移動します。
次は頭を作ります。3Dビューポート内にカーソルを置いた状態で、キーボードの Shift
キーを押したまま a
キーを押してください。するとオブジェクトの追加メニューが表示されるため メッシュ
→ UV球
を選択してください。
球
あるいは Sphere
が追加されます。
これを頭として使いたいのですが、大きすぎるので縮小します。追加された球を選択し、右下の「」アイコンのタブを選びトランスフォーム
から スケール
の値を全て 0.25
にします。
この球をアーマチュアのボーンに関連付けます。関係
から ペアレント
を アーマチュア
または Armature
にし、 親タイプ
をボーン
とし、 親ボーン
を head
に設定してください。球が3Dモデルの頭あたりに移動します。
次は手足を追加します。3Dビューポート内にカーソルを置いた状態で、キーボードの Shift
キーを押したまま a
キーを押してください。するとオブジェクトの追加メニューが表示されるため メッシュ
→ ICO球
を選択してください。
ICO球
あるいは Icosphere
が追加されますが、同時に3Dビューポート左下に > ICO球を追加
という表示が出ます。こちらをクリックします。
すると、新しく追加するICO球の設定をすることができます。半径が大きすぎると感じたので、半径の値を 0.1 m
に変更します。
ICO球をアーマチュアの左手上腕のボーンに関連付けます。ICO球を選択し、右下の「」アイコンのタブを選び、 関係
から ペアレント
を アーマチュア
または Armature
にし、親タイプ
を ボーン
とし、親ボーン
を upper_arm.L
に設定してください。ICO球が3Dモデルの左ひじあたりに移動します。
先ほどと同様にICO球を追加し、次は hand.L
ボーンに関連付けます。左手あたりにICO球が配置されます。
同様に、今度は upper_arm.R
ボーンに関連付けます。
同様に hand.R
ボーンに関連付けます。
同様に upper_leg.L
ボーンに関連付けます。
同様に lower_leg.L
ボーンに関連付けます。
同様に upper_leg.R
ボーンに関連付けます。
最後に lower_leg.R
ボーンに関連付けます。
このモデルをVRMとして保存します。メニューの ファイル
→ エクスポート
→ VRM (.vrm)
を選択します。
ファイル保存用のウィンドウが出るので、ファイル名と保存先を入力し Export VRM
を押します。
成功するとVRMファイルが指定された場所に保存されます。
こちらのページで動作確認ができます。
関連リンク #
ここに掲載する記事はまだありません。